事故や病気、災害時などの緊急事態、いざ家族に連絡をしようとしても焦って何をしたらいいか分からないことがありませんか?
この記事ではそんな非常事態に使える、「もしもの時の連絡手段、災害用伝言ダイヤル(171)、災害用伝言板(web171)、SNSを使った安否確認の仕方や事前に準備しておくべきこと」などを解説していきます。
例えば災害時、家族の安否が分かるかどうかだけでも精神的には全く違います。
「不安の中で過ごしたくない」
「家族を不安にさせたくない」
「災害時でも知り合いと情報を共有したい」
そう思えたならば、記事を読んで何が利用できるのかを知っておきましょう!
前回の『停電・断水』についてはこちらから
その他の災害対策記事はこちらから
この学びたいシリーズでは、実際に調べながら記事の内容を書いています。
左の吹き出しは、調べながらぼくが思った事をお色直しして載せています。
右の吹き出しは、テーマを学ぶにあたり必要な事をそのつどAIに聞いて、記事全体の流れに必要だと思った部分を書き出しています
緊急時の連絡手段を確保しておこう!

今回は災害対策シリーズの最後です。
『緊急時の連絡手段』について学んでいきましょう。

大事よね。
・・いやそれくらいしか言いようがないんだけど。
でもわざわざ解説するってことは、便利なアプリとか手段があるってこと?

今回紹介するものにアプリはありませんが、便利なサービスがありますので、それらの解説と他にも連絡手段として知っておくべきことを解説していきます。
ただそこまで細かく解説する予定もありませんので、いつもより記事は短めになると思ってほしいです。

OK了解です!
じゃあ災害対策の最後をパパッとやっちゃいますか~。
災害時に携帯電話がつながりにくくなる理由は?

ではまずそもそもの話として、なぜ「災害時には携帯などがつながりにくくなるのか」を話しておきましょう。
いつものように仕組みから知っておいた方が、その後の内容が頭に入りやすいかもしれません。

まぁいつも通りよね。
ただ「電話回線が混むから」っていうのは、解説記事のどこかで言ってた気がする。
では災害時に携帯がつながらなくなる理由について3つに分けて解説します。

- 大勢の人が利用するから
これが主な理由です。
災害時は被災者を含めた多くの人が携帯で情報を得ようとします。
これを輻輳(ふくそう)と呼び、回線が混雑した状態になり通信制限がかかってしまいます。
また、警察や消防の通信回線を確保するため、意図的に通信制限をかける場合もあります。 - 建物や設備の物理的な損傷
普段使っている携帯の電波は、“基地局”という末端と通信網の中継となる建物によってつながれています。
よってこの基地局やその設備に問題が出てしまうと、電波が届かなくなり使えなくなります。
他にも電柱の通信ケーブルが倒木などで切断された際も、同じように通話ができなくなり、インターネットにもつながらなくなってしまいます。 - 停電による電力不足
基地局そのものが無事でも、停電により電力が失われ、発電機などでのサポートでも補えなくなると、設備が停止して携帯に電波を届けられなくなります。
■なぜ通話はできないのにネットはつながるのか?
「通話はできないのにネットで速報を見たり、LINEで安否確認はできる」ということがあります。
これは“回線内の通り方”が違うためで、一般道路の渋滞を想像するとイメージしやすいです。
仮に人が200人、車100台に乗って道路を通行しようとしていると想像してみましょう。
通話は、「通話中は回線をずっと使用し続けている状態」のため、例えば200人が通話すると、車100台分が道路を走る状態になります。
道幅が狭かったり障害物などあれば、当然渋滞が起こりますね。
ところがネットの通信は、「データを細かくして回線の中を通すような形」のため、例えば200人が車というまとまりではなく、全員バラバラで徒歩で向かっている状態になるんです。
車とは違い、道幅も関係なく、障害物も避けて通りやすいため、滞りなく進んで行くことができるんですね。
なので回線が混んでいても、ネット通信なら「混み合っている渋滞の隙間をぬって進んでいける」というわけです。

なるほどね、なら最初は通話じゃなくてLINEとかで連絡取り合った方がいいのか。
声は聴きたいだろうけど、とにかく安否確認が重要だもんね。

「通話に比べればつながりやすい」というだけですが、非常時なので確率の高い方でいきましょう。
連絡する時も、例えばLINE一つに絞るのではなく、メール・SNS・アプリなど、手段を変えてみるのも手です。
災害用伝言ダイヤル(171)って何?

ではここから、実際に緊急時にとる連絡手段の方法についてを解説していきます。
まずは「災害用伝言ダイヤル(171)について」です。

これは何回か解説記事で名前だけ出てきた気がする。
でも具体的にどういうものかは聞いてなかったね。

無料で利用できる電話サービスなので、いざという時に使えるようにしておきましょう。
では災害用伝言ダイヤル(171)の概要と使い方を解説していきます。

■災害用伝言ダイヤル(171)とは?
NTT東日本・西日本が提供する、災害用の音声メッセージ伝言板のことです。
通常の通信回線とは異なる災害用の回線を使っているため、災害時に被災地からでも非常につながりやすくなっています。
手順を踏んでメッセージの録音・再生ができます。
『NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)』はこちらから
■災害用伝言ダイヤル(171)の使い方
固定電話・携帯電話のどちらからでも利用できるので、しっかり覚えておきましょう。
メッセージを録音する場合
- 171に電話する
- 「1」を押す(録音)
- 任意の電話番号を市外局番から入力する
- 30秒以内で安否情報を録音する
- 「9」を押して登録完了
メッセージを再生する場合
- 171に電話する
- 「2」を押す(再生)
- 確認したい電話番号を市外局番から入力する(録音時に決めた電話番号)
- 録音された安否情報を聞く
録音が「1」、再生が「2」と覚えましょう。
確認する電話番号が異なると録音されたメッセージを聞くことができないので、家族内であらかじめ伝言ダイヤルで使う電話番号を決めておきましょう。
※家族以外でも大丈夫です。
また、以下の日程に体験利用ができるので、不安な方はあらかじめ試しに使ってみましょう。
- 毎月1日,15日 00:00~24:00
- 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内 より

イメージだと留守番電話入れる感じなのかな。
使ったことはないけど、見た感じ簡単そうだね。

シンプルで使いやすいと思います。
何より実際に声が聞けるので、安心感があり、利用の際にちゃんとガイダンスも流れるので、共有する電話番号さえしっかり決めておけば、災害時にはしっかり活躍してくれますよ。

無難なのは自宅の電話番号なのかな。
不安なら上の使い方をどこか分かりやすいところにメモっておくのがよさそうだね。
後は落ち着いて行動できるかどうか・・。
災害用伝言板(web171)って何?

次は同じくNTTが提供するサービス、『災害用伝言板(web171)について』の解説をしましょう。
先程の“災害用伝言ダイヤル(171)”が回線で行う音声のやり取りだったのに対し、こちらは「ネット上で行う文字のやり取り」です。

いわゆる“掲示板”ってことだね。
さっきのを踏まえると、“災害時用の特別掲示板”って感じかな。

その認識で大正解です!
こちらも簡単に利用できるので、ぜひ使い方を覚えていざという時に活用できるようにしておきましょう。
では災害用伝言板(web171)の概要と使い方を解説していきます。

■災害用伝言板(web171)とは?
NTT東日本・西日本が提供する、インターネットを使った災害時の伝言掲示板のことです。
しっかり文字で情報を残すことになるので、例えば「音声が聞き取りにくい」「声で何を伝えるかまとめられない」といったことがありません。
『NTT東日本 災害用伝言板(web171)』はこちらから
■災害用伝言板(web171)の使い方
伝言の登録をする場合
- 「web171」と検索してWebページに行く
- 「伝言を登録する」を選ぶ
- 任意の電話番号を市外局番から入力する
- メッセージを入力
- 伝言の登録
伝言の確認をする場合
- 「web171」と検索してWebページに行く
- 「伝言を確認する」を選ぶ
- 任意の電話番号を市外局番から入力する(登録した番号の同じもの)
- 伝言の確認
- 必要であれば返信を登録する
こちらも登録する電話番号はあらかじめ家族内で決めておきましょう。
※こちらも家族以外でも共有できます。
また、体験利用もできるので、必要ならば以下の日程に利用してみましょう。
- 毎月1日,15日 00:00~24:00
- 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
NTT東日本 災害用伝言板(web171)体験利用のご案内 より

こっちも難しくはなさそうだね。
視覚的にはこっちの方が操作しやすいかもしれない。

そうですね、ガイダンスがあるとはいえ、電話口だけで操作しつつメッセージで伝えるべきことを伝えるとなると、災害時などは焦ってしまうかもしれません。
伝言ダイヤルの方は30秒という時間制限もあるので、落ち着いてメッセージを確認しつつ利用したいのであれば、こちらの伝言板の方がおすすめです。

留守電とか今は使わなくなったけど、何を言うべきかあらかじめ決めておかないと情報がごちゃごちゃしちゃうんだよね・・。
しっかり情報を残すんであれば、伝言板の方が便利そうかも。
ただ声を聴きたいってのは絶対にあるだろうから、落ち着いたら伝言ダイヤルも使って、音声でのやり取りもできれば安心できるね。
SNSを活用した安否確認の方法は?

次は「SNSの活用について」解説していきましょう。
記事の最初の方に解説しましたが、音声通話よりもネット通信で送るデータの方が、混雑時には強いです。

道路の渋滞に例えてたやつね。
まぁSNSだったら使い慣れてる人も多いだろうし、安否確認するんだったら便利なのは分かる。

便利なのは間違いないですが、同じく注意点もあるので、そこも踏まえてしっかり覚えておきましょう。

■災害時にSNSを使った安否確認の方法
LINEやX(旧Twitter)など、普段から多くの人が利用しているSNSは、災害時の連絡にも非常に役に立ちます。
- LINE
家族用のグループを作っておくことで、一人一人に連絡を取らずとも、一斉に安否確認ができる。
また、LINEには災害時に“安否確認機能”があり、安否確認のバナーから自分の状況を発信することで、友だちリストに共有することができる。 - X(旧Twitter)
「#安否確認」や「#地名」などのハッシュタグを使い、同じ地域の人同士のやり取りや、状況確認・情報共有ができる。 - Facebook
“セーフティチェック機能”を使うと、自分の状況をワンタップで知らせることができる。
■SNSを利用する注意点
- デマ情報に流されない
災害時は風の噂程度の不確かな情報で錯綜しがちです。
自分が被災者で状況を伝えるならまだしも、又聞きした情報を真偽も分からず流してしまうのは、さらなる混乱を招く原因になります。
国や自治体、その他しっかり信用できる情報源かどうかを確かめてから発信するようにしましょう。 - 長文・画像を控える
文章が長くなればなるほどデータ量が増え、画像はそもそもデータ量が大きいです。
音声通話よりも通信がしやすいとはいえ、混雑していることには変わりません。
「伝えるべきことだけを簡潔に」ということを守り、できるだけスムーズにやり取りできるようにしましょう。 - バッテリーの残量に気を配る
災害時は停電していることがほとんどです。
予備のバッテリーが潤沢にあるなら別ですが、スマホなどの通信機器は場合によっては命綱にもなり得ます。
必要以上にSNSにつないでしまい、「大切な連絡ができなくなった」ということにならないように気を付けましょう。

なるほどね、確かに役に立ちそうなのは分かるんだけど・・、「・・問題は家族がSNSをやってないってこと」よね・・。

それに関してはやってもらうしかありませんね。
おすすめは“LINE”です。
LINEなら、気を付けていれば不特定多数の人にメッセージを送るようなことにはならないので、比較的始めやすいと思います。

グループも作りやすいしね。
もし家族でSNSをやってない人がいるなら、LINEだけでも登録しておくのがいいと思うよ!
無理に日常的にやる必要もないし、緊急時の連絡手段として、保険のつもりで始めてみたらいいと思う。
家族で事前に決めておくべきことは?

では最後になりますが、緊急時の連絡手段において、一番大切なことを解説したいと思います。
ぎんつばさんは、それが何だか分かりますか?

えっ・・、・・デマに惑わされないとか・・、・・分かりやすく簡潔にってのはもう解説してたし・・。
・・「連絡先を事前にしっかりメモしておく」とか?

素晴らしいですぎんつばさん、それも答えの一つです!
最も大切なことは「連絡の取り方、集合場所、必要になる電話番号などをあらかじめ家族で話し合って決めておく」というものです。
それができていれば、もしもの時に伝えることが最小限で済みます。

■緊急時に必要になるであろうことは、事前に話し合っておく
災害時に限らずですが、事故や病気などの緊急時、「どこに確認すればいいのか」「どこに連絡をするべきか」など迷ってしまいがちです。
それを事前に決めておくことで、いざという時でも必要な情報を限定してスムーズにやり取りができるようになるんです。
- 災害時に避難・集合する場所
あらかじめ家族で「どこの避難所へ向かうか」など決めておき、もし災害発生時に家族でバラバラだとしても、簡単な安否確認だけで無理なく集まれる。 - 連絡手段
記事でも解説した「伝言ダイヤル」や「伝言版」、他にも「どのSNSを使うか」など家族で共有する連絡手段を決めておく。
その際にそのサービスで使う電話番号なども共有しておこう。 - 連絡先のメモの準備
停電によりスマホなどの連絡機器が使えなくなった場合に備え、紙に家族の連絡先の電話番号をメモしておく。
それを例えば防災バッグなどに入れておくことで、自分の代わりに連絡を取ってもらえる。
また、持病がある家族がいる場合、その薬の名前などを一緒にメモしておくと、もしもの
時にスムーズにやり取りできる。

やっぱり災害時に一番有効な対策って“事前準備”なんだなぁ・・。
当たり前っちゃ当たり前だけど、実際に調べてみるとより分かるよ。

今回の連絡手段にしろ、「その対策は何のためにするのか」という考えを持てると強いです。
災害時に連絡手段が必要なのは、「家族の安否を確認するため・現状を把握するため・これからのことを決めるため」が主です。
あらかじめ家族で連絡手段を共有しておくことで、この3つがとてもスムーズに行えるようになるんですね。

精神的にも「家族が無事かどうか」が分かってるのとそうでないのじゃ全く違うもんね・・。
もしもの時に余計な不安や迷いをなくすためにも、しっかり情報の獲得・共有の流れを準備しておこう!
まとめ
緊急時というのは総じて不安になります。
「誰かの身の安全・置かれた状況・自分たちの今後」など、今知りたい情報が山ほどあるからです。
それらが制限されているのならなおのこと。
だからこそ家族や自分と近しい人たちと情報の共有が必要だと思います。
不安を取り除き、精神的にでも安心することが明日につながる!
・・というのはちょっと言い過ぎですが、少なくとも考えることはできますよね。
非常事態は基本耐え忍ぶことしかできません。
その中で誰かとのやり取りが少しでも安らぎになるのであれば、連絡手段を準備しておくのも“防災”と言えますよね。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は
前回の『停電・断水』についてはこちらから

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