皆さんはお給料を貰う際に源泉徴収をされていると思いますが、毎月毎月払い過ぎた分を一年ごとに調整してくれる仕組みがありますよね。
そう『年末調整』です!
経理の方にはお世話になっていることでしょう。
この記事ではそんな年末調整の「基礎知識や行う理由、必要な書類、年末調整だけでなく確定申告が必要な場合について」などを初心者向けに解説していきます。
私自身フリーの身なので、具体的な体験談を書けることもないのですが、これから年末調整をされる方に簡単にでもどんなものかを解説しますので、知識を得るきっかけになっていただけたらと思います。
「自分は新卒だ」という方や、「今年ローンで家を買った」という方には読んでほしいです!
特にローン1年目の確定申告は忘れないようにしましょう、もったいないから!
前回の『ふるさと納税』についてはこちらから
この学びたいシリーズでは、実際に調べながら記事の内容を書いています。
左の吹き出しは、調べながらぼくが思った事をお色直しして載せています。
右の吹き出しは、テーマを学ぶにあたり必要な事をそのつどAIに聞いて、記事全体の流れに必要だと思った部分を書き出しています
年末調整って何?

ミャシンさん、今回は何を教えてくれるんですか?
正直今これと言って「知りたい!」っていう感じのものがなくて・・。

そうですね、今まで学んだことをもっと深く知っていくのでもいいのですが、ここは今の時期に合わせたものにしてみましょうか。

時期?
・・何かな・・、・・「家庭で簡単にできるさつまいもレシピ10選!」とか?

それも非常に魅力的ではありますが、ここは一つ『年末調整』について学んでみませんか?

えっ、『年末調整』!?
・・いやぼくフリーでやってる身なので・・。

もちろん知っています。
しかし記事を読む方の中にはよく知らないという人も多いでしょう。
「会社が何となくやってくれる」というイメージですが、こういうのは簡単にでも知っておくことが大事です。

う~ん・・、そういうもんかなぁ・・。
まぁ「確定申告との違い」という見方で勉強すれば、得るものもあるかも・・。

その意気ですよぎんつばさん!
ついでに経理の方の苦労も少しは分かるかもしれません。

いやそれは別に・・。
大変なのは何とな意気かりますけども。
そもそも年末調整って何?

じゃあもうさっそく「年末調整って何のことですか?」

年末調整とはその名の通り、「1年間の給料から天引きされた所得税に対して過不足があった場合に、年末に調整してくれる仕組み」のことです。
会社員の方は月々のお給料に”源泉徴収”があると思います。
所得税が計算されて天引きされているわけですが、“控除”や“ボーナス”などで年間のお給料は単純計算ではズレが生じてしまいます。
そのズレを修正するものだと思ってください。

ふむふむ、ちょっとややこしいけど、要は「毎月の源泉徴収ではあくまでざっくりとした計算で算出されたもので、細かい部分がズレてるから、一年ごとに修正しますよ」っていう感じか。
もうこの時点で経理の苦労が分かりました。
では年末調整について簡単に解説しましょう。

■年末調整の意味とは?
所得税は【収入−(みなし経費+控除)=所得額×所得税=所得納税額】と、簡単にですがこのように算出されます。
そしてお給料から毎月天引きされる額は、「収入から見なし経費と社会保険料を引いた額」に所得税をかけて計算されています。
ちょっとややこしいですが、「この人はこれ位の収入だから、経費分と社会保険料を踏まえて所得税は恐らくこれくらいだからこの額を天引きしておこう」という感覚で天引きされているんです。
そして実際には社会保険以外の控除やボーナスなど、個人個人でお金のプラスマイナスが異なるため、それらを年末にまとめて修正していくわけですね。
■年末調整はいつ・誰がやるの?
年末とは言いますが、さすがに12月ギリギリに始めても間に合いません。
おおよそ10月~12月にかけて、その会社の経理担当者によって行われます。
その際に従業員は必要書類に記入をし、そこで自己申告をする形になります。
また、年末調整が必要なのは会社員だけではなく、パートやアルバイトなどの給与所得者全般に当てはまります。

まぁねぇ・・、ぼくの頭がアレなのか、経理とかやったことないからなのか、基礎知識すら難しいんですが・・。

今の解説は仕組みをかみ砕いた説明なので、あまり具体的に理解しなくても大丈夫です。
「個人個人のお給料の源泉徴収額を年末に調整するもの」と覚えておきましょう。

おっ、分かりやすいまとめをありがとうございます。
でもこの先ちゃんと理解できるか不安な今日このごろです。
なぜ年末調整が必要なの?

ぎんつばさん、そもそも「なぜ年末調整をしなければならないのか」分かりますか?

えっ、・・そりゃ「もし税金を払い過ぎてたらもったいないから」じゃないの?

その通りです。
しかしそれはあくまで個人、言わば“税を納める側”としての意見です。
同じように“税を納めてもらう側”の答えもあるので、先程の年末調整の仕組みと一緒に覚えておきましょう。

※「E.C」とはExcess Collectionの略で”超過徴収”のことです。
■なぜ年末調整が必要なのか?
これには個人(税を納める側)と国(税を納めてもらう側)の両方に意味があります。
- 個人側
そもそも年末調整をしなければ、おおよその人が“税金を払い過ぎた状態”になってしまうんです。
例えば社会保険控除とは違う「生命保険に保険料を払った場合」や、「自分が扶養している側で、扶養対象者が増えた場合」など、どうしても月々の源泉徴収では帳尻合わせが追い付かない場合が多いです。
そのために年末に一度に修正してしまおうというわけですね。 - 国側
これは単純に、“国として正しく税金を納めてもらうため”です。
手間を考えると、毎月毎月細かく個人の源泉徴収を合わせるというのは難しいです。
そのために1年ごとにしっかり線を引いて、過不足なく税金を納めてもらうためですね。
さらに個人側の理由として、「確定申告を一人一人がする必要がないように」というものがあります。
毎月のズレを1年ごとに確定申告するのは中々手間がかかります。
払い過ぎた分を返してもらうためにも、しっかり申請はしたいところ・・。
その手間を会社が請け負ってくれるのが年末調整というわけですね。

なるほど国側の理由ね。
確かに必要以上に税金を集めてたら不満続出だわな。

解説でも言いましたが、おおよそ”税金は払い過ぎた状態”になっているんです。
その場合は翌年の1月分のお給料と一緒に”還付金”として戻って来ます。
逆に納める税が足りなかった場合は”追加徴収”となりますが、こちらは稀なケースですね。

ふーむ・・、何となくだけどいきなり給料が増えたとか、控除がなくなった場合とかじゃないかな。
そう考えると確かに稀だよね・・、控除がなくなったってことは、例えば家族が減ったり・・・いや、止め止め考え過ぎるのはなしっ!!
そういうこともありますってことよね!
確定申告が必要な場合もあるって本当?

ここまで会社員の目線として年末調整の解説をしてきましたが、「会社員だとしても確定申告が必要な場合」もあります。

あっ、そうなの?
・・あれか、副業とかしてる人は確定申告しなきゃいけないもんね。

もちろんそれも含まれますが、それ以外にも細かく確定申告が必要なケースがあるので解説してみましょう。
では年末調整をすることを踏まえ、確定申告が必要な条件を見ていきましょう。

■年末調整と確定申告の違い
そもそも確定申告とは何かという話ですが、イメージとしては「個人で申請する年末調整のようなもの」だと考えてもらえれば大丈夫です。
年末調整は会社に書類を提出すれば経理の方が手続きをしてくれますが、確定申告はその年の収入や納税額を自分で管理して、それらをまとめたものを自分で税務署に提出するセルフ式です。
■会社員でも確定申告をする必要があるケース
では年末調整だけでは足らず、自分で確定申告をしなければならない条件とは何かを見ていきしょう。
- 年収が2,000万円を超える
年収が大きすぎると年末調整ではなく自分で確定申告を行う必要があります。
2,000万という数字自体は目安で、単に”額が大きいから”ということです。 - 副業の収入が20万円を超える
今は会社員でも副業をしている方も珍しくはありませんが、その収入が20万円を超えた場合、確定申告の対象になります。 - 医療費控除を受ける場合
「自分か自分の家族の医療費が年間10万円を超える」か、「所得額が200万円以下の場合に、その所得の5%に達してしまう場合」のどちらかの場合、医療費控除を受けられます。
これは年末調整では対処してくれないので、自分で確定申告する必要があります。 - 住宅ローンの1年目
始めて住宅ローンを組んだ場合、その組んだ年の分は自分で確定申告しなければなりません。
2年目からは会社の年末調整で対応してくれます。 - ふるさと納税でワンストップ特例が使えなかった場合
前回の記事でもやりましたが、例えば6自治体以上に寄付をしている場合など、ワンストップ特例制度が使えない時には自分で確定申告することになります。

このようになりますね。
この中で言うと「住宅ローン1年目」の確定申告は、その効果が大きいので忘れずに申告するようにしましょう。
他には、「副業の収入をしっかり把握してなくて、気付いたら20万円を超えていた」というケースもあり得るので、申告漏れがないように注意しましょうね。

フリーでやってると確定申告はお馴染みだけど、会社員の人が「いざ確定申告やろう」ってなるとより面倒に感じるかもね・・。
まぁ今はスマホでも割と簡単にできちゃうので、頑張りましょうと・・。
年末調整でよく出てくる書類って何?

次は「年末調整で提出する書類について」解説していきましょう。
これから提出する人も多いと思いますので、参考までにどんなものがあるのかを説明しておきたいです。

う~ん・・。
(分かってたけど今回はほとんど”他人事”な感じだから、深掘りしてっても「なるほど」くらいしか言えないな・・)
まぁでも「きっかけとして知識を知っておく」ってのも大事よね。

おや、ぎんつばさんどうかしましたか?

いやいや大丈夫!
解説お願いします。
ではこの時期に提出する書類について、いくつか解説したいと思います。
まず前提として、「会社から配られるもの」と「外部から集めるもの」の2種類があるということを覚えておいてください。

■会社から配られる書類
会社から配られる書類は、主に3種類です。
- 基礎控除等申告書
最も基本的なもので、基礎控除を適用するための書類です。
自身に配偶者や子どもがいる場合に限らず、例え独り身だとしても提出が必要です。
“配偶者控除申告書”や”年末調整に係る所得金額調整申告書”も兼用しています。 - 保険料控除申告書
生命保険や地震保険、国民年金などに支払った保険料を申告するための書類です。
民間の保険会社に加入してる場合は、その会社から”控除証明書”が送られてくるので、それも一緒に提出しましょう。 - 給与所得者の扶養控除(異動)申告書
自身が養っている家族が誰なのかを会社に申告するための書類です。
この書類は年に2回提出することが多いです。
■外部から集める書類
「この保険にこれくらい払った」という言わば証明書です。
上で解説した”控除証明書”などがそれに当たります。
- 生命保険料控除証明書
10月~11月に加入している保険会社から届きます。 - 地震保険料控除証明書
こちらも加入している保険会社から届きます。 - 住宅借入金等特別控除申告書(住宅ローン控除)
2年目以降の場合、銀行から”残高証明書”が届くので、”控除申告書”と一緒に提出しましょう。

いっつも思うけどめちゃくちゃ覚えにくいよね・・。
言ってることは分かるけど、もっとこう・・色分けとかできないのかね・・。

それは面白い案ですが、基本文字が読みやすいように白地に黒文字ですね。
覚えにくい気持ちも分かりますが、言ってしまえば覚える必要も特にありません。
解説しておいてなんですが、何も言われずデスクの上に置かれるなんてことはまずありませんし、外部から集める控除証明書なども、決まって年末調整が行われる秋以降に送られてくるので、「会社から渡される書類と、自分が入っている各保険会社、住宅ローンの書類を集めて一緒に提出する」と覚えておきましょう。

まぁここで文章だけで覚えようとするから余計になのかもね。
これから年末調整が始まる人も多いだろうけど、”控除”とか”申告書”とかの文字をしっかり見逃さないように!
年末調整でよくある疑問を解決!

そろそろ今回も終わりですが、他に何か解説はありますか?

そうですね、ここはひとつ、「よくある疑問」という形で、年末調整をする時に浮かぶであろう疑問について解説してみましょう。

お~・・珍しい・・。
いつも最後は”注意点”とかなのに・・。(メタ)

そういうことは言っちゃだめですよ!
それにそういう注意点も含まれた解説です。
では年末調整をする際によくある疑問をいくつか解説してみましょう。

■副業がある場合はどうなるの?
上記で解説した通り、副業の収入が20万円を超えた場合には確定申告が必要になります。
そしてこれはちょっとした小ネタですが、副業の収入により住民税が本業のみの場合と異なることがあります。
もしも「会社に副業がバレたくない・・」という方は、確定申告をする際に住民税を普通徴収(自分で納付)にすると会社への通知を避けられる場合があります。
・・あくまで可能性です。
■途中入社・退職した場合はどうなるの?
- 途中入社の場合
前の会社の源泉徴収を新しい会社に提出すると、年末徴収時にまとめて対応してもらえます。 - 退職した場合
退職した時点で会社による年末調整は行えないので、自分で確定申告をする必要があります。
退職後に会社から源泉徴収票が送られてくるので、忘れないようにしましょう。
■書類の提出期限を過ぎてしまったら?
多くの会社では、提出書類の期限は遅くても12月上旬~中旬までです。
期限を過ぎてしまったらすぐに経理担当者に相談をしましょう。
もし期限を過ぎて年末調整に間に合わなくても、その時は自分で確定申告をすれば各控除は受けられるので、慌てず必要書類をまとめて申告の準備をしましょう。

なるほど、一番上はともかく、「期限を守ることと、あくまで年末調整は会社がやってくれるってだけで、最悪確定申告に間に合えば何とかなる」って感じかな。

余程過度な繁忙期だったり、書類をほったらかしにするとかでなければ、自然に年末調整は行えると思いますが、それでも副業の分など個人でしなければならない申告もあります。
どの会社も、基本期限までに余裕をもって年末調整は始まると思いますが、もし余裕がなさそうだと感じたら自分の確定申告だけでも早めに済ませてしまいましょう。

そうねぇ、難しい解説も多かったけど、単に「お金が戻ってくる制度」って考えたら、年末調整も確定申告もやるに越したことはないからね。
“ちょっとした副収入”ぐらいに思って、面倒でも意識しておきたいことだね。
まとめ
例えば会社員からフリーになったり退職したりすると、年末調整のありがたみが分かりますよね・・。
経理の方の苦労を知るというか、「めちゃくちゃ楽させてもらってたな・・」って感じですが。
年の瀬はどこも忙しい時期ですが、それらと重なって年末調整や確定申告やらの手続きが詰まると、なんかもういろいろ投げ出したくなります・・。
思い切って税理士の方に丸投げしてしまうのもありですが・・、「お金が戻ってくることを期待しての手続きなのにもったいない!」とも思ってしまい、結局自分でやるはめになりますね・・。
何だかつらつらぼやいてしまいましたが、要は「必要なことはあらかじめ確認して準備しておこう」って話ですよね。
自分で言ってて胸が痛いです・・。
・・と、ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は『』についてです。
前回の『ふるさと納税』についてはこちらから


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