情弱おっさんは学びたい29「年金2」

今から学ぼう

前回は年金を保険料として“払う側”の解説でした。

なので今回は老後に“貰う側”での解説です。

人によってはまだまだ先の話、現代社会では、年金受給開始は65歳からとなっております。

貰う側ならまだ自分には関係ない
その時になってから考える

なんて思っていると、老後にいろいろ苦労してしまうかもしれません。

事前準備”がとても大切な年金の解説になっているので、しっかり貰う側としても知識をつけて、老後に備えられるようにしましょう!


前回の『年金って何?』はこちらから

この学びたいシリーズでは、実際に調べながら記事の内容を書いています。

左の吹き出しは、調べながらぼくが思った事をお色直しして載せています。

右の吹き出しは、テーマを学ぶにあたり必要な事をそのつどAIに聞いて、記事全体の流れに必要だと思った部分を書き出しています。

年金っていつからいくらもらえるの?

ぎんつば
ぎんつば

前回は年金の基礎について、払う側の視点で勉強したよ。

今回は“貰う側”の視点で学んでいこうと思う。

実際に貰うのはまだまだ先だけど、やっぱり貰う側視点でもやらないと分からないこともあるだろうしね。

AI
AI

いいですね!

実際に年金について関心があるのは、「どうやって、いつ、どれくらいの額を貰えるのか?」という方が多いと思います。

準備はできてますので、いつでも質問してください。

ぎんつば
ぎんつば

ぼく自身前回の冒頭で「どれくらい貰えるのか?」的なこと言ってたしね。

じゃあ今回もよろしくお願いします!

年金はいつからもらえるの?

ぎんつば
ぎんつば

じゃあまずは、やっぱり聞きたいこの質問。

年金はいつから貰えるのでしょうか?

AI
AI

ズバリ、国が定めている年齢は、「原則65歳から受け取ることができます」。

ただし、今後もこの65歳スタートが続くかは断定できません。

ぎんつば
ぎんつば

前は確か60歳から貰えてたもんね。

いつからか65歳からに変わったんだよね。

年金の受給開始年齢は、原則65歳からです。


しかし、60歳から受け取れる時代があったように、これからも今の体制がずっと続くとは限りません。
受給開始年齢が引き上げられた理由は、少子高齢化によるものが大きいため、現代社会において今後も引き上げられる可能性があります

ぎんつば
ぎんつば

少子高齢化が理由だったんか!

ぼんやりとだけど、当時も結構国民から不満が出てたもんなぁ・・。

当たり前っちゃ当たり前だけど。

AI
AI

自身の老後の生活に直接関わることですからね。

5年も差が出るとなると、影響はかなり大きいと思います。

ぎんつば
ぎんつば

まぁ国の判断に従うしかないけど、こういう事実があると、先がちょっと不安になっちゃうよね・・。

もらえる金額はどのくらい?

ぎんつば
ぎんつば

では気を取り直して次の質問!

年金はどれくらいの額を貰えるのでしょうか?

AI
AI

年金の受給額は、「“国民年金のみ”の人と、“厚生年金にも加入している”人とで大きく変わります」。

今回は、2026年度の金額を基準に、平均的な額でまとめてみましょう。

ぎんつば
ぎんつば

ってことは、今年から貰える人は、今から解説してくれる額に近いってことかな。

自分のときはどれくらいなのか、不安もあり疑問もある・・。

そんな将来を馳せつつ、フリーランス・自営業と会社員での額の違いをまとめてみましょう。

貰える年金の額の説明

■国民年金の場合(満額の目安)

20歳から60歳までの40年間、保険料を満額払った場合の目安です。

  • 1ヵ月あたりの受給額:約68,000円
  • 年間で約81.6万円
  • 特徴
    現役時代の稼ぎに関わらず、一律でこの金額になります。

■厚生年金の場合(給料・加入期間によって変わる)

お給料の平均額によって受給額が決まり、国民年金の額に上乗せされます。

  • 現役時代のお給料が“月30万円”の場合
  • 1ヵ月あたりの受給額:約13.5万円~14万円
  • 特徴
    ここに“+約68,000円”されるので、約20.3万円~20.8万円になります。

■自分の年金額を確認する方法(ねんきんネット)

もし自分の具体的な受給額が知りたい場合は、日本年金機構が運営する「ねんきんネット」というオンラインサービスがあります。


これまでの保険料の支払い額や、将来の受給額が確認できるため、使ったことがない方は一度使ってみるのがオススメです。

ねんきんネット」はこちらから

ぎんつば
ぎんつば

ふむふむ、分かってたけど厚生年金の威力がスゴイ!

「ねんきんネット」を使えば、細かくお金の管理がしやすいから便利よね。

AI
AI

上で解説したものは、あくまで“平均的な額”です。

個人によってもちろん差は出ますが、やはり会社員として厚生年金に加入していると、老後の生活にもだいぶ影響するかと思います。

ぎんつば
ぎんつば

まぁこればっかりはね。

何回も言ってるけど、フリーランスの辛いところです・・(3回目くらい)。

受け取り時期は自分で選べるの?

AI
AI

ちょっと話が前後してしまいますが、年金を貰えるタイミングは原則65歳からと言いましたが、実はある程度変えることができるんです。

ぎんつば
ぎんつば

えっ、そうなの?

早く貰えるならその方がいい気がするんだけど・・、・・・まぁ単純な話じゃないんだろうなぁ。

AI
AI

60歳~75歳の間で選べるんですが、そのときの自身のライフスタイルに合わせて選択できるんです。

しかし、おっしゃったように単純な話ではなく、それぞれメリットとデメリットがあります。

では年金を早く受け取る場合と遅く受け取る場合の解説をしていきましょう。

■繰り上げ受給(早くもらう場合)のメリット・デメリット

  • 受給時期:60歳~64歳から
  • メリット
    早く生活費が貰える、仕事のペースを落として落ち着ける。
  • デメリット
    早く貰い始めた分、受給額が減額され、その後も変わらない。
    具体的には1ヵ月早めるごとに0.4%減額される
    また、障害年金が貰えなくなる

■繰り下げ受給(遅くもらう場合)のメリット・デメリット

  • 受給時期:66歳~75歳から
  • メリット
    時期を待った分だけ、一生涯増額して貰い続けられる。
    具体的には1ヵ月遅らせるごとに0.7%増額される
  • デメリット
    貰い始めるまでは年金がゼロで、それまでの貯金やお給料でやり繰りすることになる。
    早くに亡くなってしまった場合、トータル額で損をする可能性もある。

どうしても年齢的な問題が出てきますが、繰り上げと繰り下げ、どちらを選んでも途中で変えることはできないのでしっかり考えて申請しましょう。

繰り上げ受給と繰り下げ受給の説明画像
ぎんつば
ぎんつば

年齢かお金か、みたいな感じだね。

0.7%ってでかいなぁって思ったけど、自分がいつ亡くなるかなんて分かんないしね・・。

どっちがいいのかその時にならないと分かんないかな。

AI
AI

ちなみに今は、「65歳まで仕事を続けて、70歳や75歳まで待ってから、増額された年金を貰う」というというのが多いようです。

ぎんつば
ぎんつば

確かに仕事が続けられるなら、その方が生活に余裕が出るもんね。

早く貰うっていうのは、よっぽどお金がすぐに必要じゃないと、障害年金のこととかリスクも大きい気がする・・。

フリーランスが知っておきたい上乗せの仕組み

ぎんつば
ぎんつば

これは「健康保険」のときにも聞いたんだけど、どうしても国民年金しか貰えないフリーランスの人は、老後がきつくなりがちな気がするんだよね。

なので、もし「年金についてフリーランスで知っておいた方がいいこと」があれば教えてほしいな。

AI
AI

確かに厚生年金がある会社員に比べ、フリーランスや自営業の方は受給額が少ないので苦労しがちです。

しかし、厚生年金が2階部分といったのと同じ、「国民年金のみの人でも、2階、3階部分を上乗せできる仕組み」があるんです。

ぎんつば
ぎんつば

えっ、それはぜひ聞きたい!

さすがに基礎年金だけじゃ生活はキツイもんね。

参考になれば将来が少し変わるかも。

それでは代表的な3つの上乗せ制度について解説していきます。

■付加年金(ふかねんきん)

  • 仕組み
    毎月の国民年金保険料に、“400円”をプラスで払います。
  • 受給額
    “200円×払った月数”の額が、毎年一生涯上乗せされます
  • 特徴
    例として、1ヵ月分400円だけを払うと、受け取るときに毎年“200円”貰えます。
    つまり、受給3年目からプラスになっていくんです。
    一番手軽で、コスパがいい仕組みです。

■国民年金基金(こくみんねんきんききん)

  • 仕組み
    自分の金銭状況や、将来の希望受給額に合わせて、掛金を選び加入することができます。
  • 特徴
    厚生年金のように、将来もらう年金を一生涯に固定できます。
    また、掛金分が控除対象になります。
    国民年金にしか入っていない人のための、厚生年金のような制度です。

■iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)

  • 仕組み
    毎月、任意の金額を積み立て、投資などで自分で運用して60歳以降に受け取る仕組みです。
    ただし積立金は最低5,000円からです。
  • 特徴
    こちらも払った金額分、節税になるため資金繰りに余裕ができます。

付加年金と国民年金基金は、どちらか一方しか申請できませんが、手軽なのは“付加年金”なので、合わせてiDeCoを少しずつ併用していくのが、初心者にも優しい制度利用です。

ぎんつば
ぎんつば

毎月400円ですぐに元が取れれば確かにお得だね!

役所ですぐに手続きできるみたいだし、始めてみてもいいかもね。

AI
AI

フリーランスの方など、国民年金のみにしか加入できない人は、国が用意しているサポートの有無を知ることから始めてもいいかと思います。

場合によっては、厚生年金以上の受給額になる場合もありますから。

ぎんつば
ぎんつば

へぇ~、やっぱちゃんと調べないと分かんないもんだなぁ・・。

こういうサポートは最大限利用させてもらいたいもんね。

年金だけで老後は生活できるの?

ぎんつば
ぎんつば

じゃあ年金について最後の質問。

ぶっちゃけた話、いろいろな手段で年金受給額を増やしたとして、「年金だけで生活していけるのか?」ってところだよね。

単純に働けなくなったから貰うのが年金だとして、その年金だけで生活をまかなえないとまずいもんね。

AI
AI

区切りとしてはとてもいい質問ですね!

結論から言うと、もろもろの上乗せをしたところで、「年金だけで老後の生活を全てまかなうのは難しい」というのは答えです。

ぎんつば
ぎんつば

あ~、やっぱそうなんか。

何人で暮らすかでも変わってくるだろうけど、どうしても年金だけだと不足してしまうよね・・。

現代社会における“年金”の位置づけは、「年金で老後を全てまかなうもの」ではなく、「老後の生活の土台にするもの」です。


確かに受給額のみで生活をカバーするのは難しいですが、それでも対策としていくつかの方法があるので、おさらいの意味も込めてそれを紹介していきましょう。

老後の年金の不足にどう準備するかの説明画像

■そもそもなぜ年金だけではまかなえないのか?

例えば国民年金を満額貰えたとして、一月で68,000円受給できます。
しかし、高齢者の平均的な生活費は、一人暮らしの場合一月で約15万円ほどです。

項目一人暮らし夫婦
受給額(国民年金:満額)6万8千円13万6千円
受給額(厚生年金:平均値)約16万円約23万円(一方が扶養の場合)
必要生活費(平均値)約15万円約26万円
不過足分国保:−約8万円
社保:+約1万円
国保:−約9万5千円
社保:−約3万円

ざっくりとですがこんな感じです。
ほぼ全てでマイナスになってしまっていますね。
プラスもあるとはいえ、決して余裕のある数字ではありません。

■不足分をどうやって補うか?

これまでに解説したものも含め、3つの考え方で不足分を補っていきましょう。

  • 年金は生活費のベース
    年金は原則一生涯貰い続けることができます。
    言い換えれば毎月の収入があるということ、それまでの貯金を踏まえつつ、年金をベースにするという考え方で、生活の土台を安定させましょう。
    つまり“老後は年金だけで生活していこうと考えてはいけない”ということです。
  • 事前に不足分を補うように生計する
    iDeCoなどを使い、老後に備えて貯金していくということです。
    しっかり節税をして、不足分を自分で埋められるように管理しましょう。
  • ライフスタイルの改善
    仮に本業を、年金受給開始の65歳で引退したとしても、収入が全くゼロになるとは限りません。
    それまでやっていた副業や、新しく趣味で始めたものの収益化など、年齢に関係なく月々の収入を得られるようにしておけば、年金と合わせても多少の余裕が出てきます。
    まずは自分にできそうな“ちょっとしたこと”を探すことから始めましょう。

3つ紹介しましたが、結局どれも「事前準備が大切」ということです。
そのときが来てからではなく、あらかじめ仕組みを知っておくことで、事前に備えておく考え方が大切ですね。

ぎんつば
ぎんつば

うん、・・まぁ分かってたけど、準備が必要だねぇ・・。

こんなこと言うのもなんだけど、そういうの事前に準備できるタイプじゃないから不安でしょうがないよ・・(遠い目)。

AI
AI

このごろずっと遠い目をされていますが、焦らなくても、できることを少しずつでいいんです。

まずはご自身の収入を鑑みて、お手軽な付加年金の申請から始めてみるのがいいかと思います。

ぎんつば
ぎんつば

そうだね、あれもこれも老後のためにって考えて、今の生活がおろそかになってもしょうがないし、今の内からできる範囲で始めてみようと思うよ。

今回もありがとうございました!

まとめ

というわけで全2回にわたって解説した『年金』についてでした。

将来貰う側としての知識と、老後の生活のための事前準備についても触れてみましたが、いかがだったでしょうか。

昨今投資をするのが当たり前みたいな風潮ですが、まだ敷居が高く感じる方も多いと思います。

しかし言ってみればそれも自身や家族の将来のためにつながることなので、年金のこともそうですが、事前準備をしっかりするという点で、iDeCoやNISAなどを活用してみてもよいのかなと思います。

「月に400円なら大丈夫」
という方は付加年金制度もありますから、いろいろなサービスやプランを利用して、老後を穏やかに過ごせるように準備しておきましょう。

それではここまで読んでいただきありがとうございました!

次回はまた将来のことつながりで『介護保険』についてです。


前回の『年金って何?』はこちらから

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