今回は『年金』についてです。
年金というと人によってはまだ先の話に聞こえるかもしれませんが、それでも早くから払い続けるものです。
年金の種類、貰えるお金の種類、保険料の決まり方など
「詳しくなくてもとりあえずこれだけ知っておけばOK」
というものを、シンプルにまとめました。
「国民年金と厚生年金の違いってなに?」
「年金ってお年寄りのためのものでしょ?」
「払わなくてもいいんじゃないの?」
そんな風に思っている方は、記事を読むとちょっと考えが変わるかも・・!?
前回の『健康保険』についてはこちらから
この学びたいシリーズでは、実際に調べながら記事の内容を書いています。
左の吹き出しは、調べながらぼくが思った事をお色直しして載せています。
右の吹き出しは、テーマを学ぶにあたり必要な事をそのつどAIに聞いて、記事全体の流れに必要だと思った部分を書き出しています。
年金って何?

お金のことやら前回の保険のことを勉強していてふと思ったんです。
「自分は将来年金はいくら貰えるんだろう・・」って。
なんで今回は『年金』について勉強していくよ!(唐突)

今回もよろしくお願いいたします!
健康保険からの流れとしてはすごくいいですね!
自分の将来に直接関わることなので、しっかり基礎から学んでいきましょう。

貰えるのは当分先だけど、今はまだ払う側として、何を学んでいけばいいんだろう・・。
そもそも年金って何?

ではまず基本から、「そもそも年金とは何なのでしょうか?」

これは多くの人が勘違いしていることですが
「自分が高齢になったときの、将来のための積み立て金」
だという勘違いです。
正しくは
「現代世代が現代高齢者のために、少しずつ出し合って備える保険金」
です。

分かる!
最初はぼくも勘違いしてた。
世代が順繰りして、若い世代がその世代の高齢者を支える仕組みだよね。
では年金の基礎として、何のための年金なのかを、3つのリスクと共に解説しましょう。

■老齢年金
- 長生きのリスクに備える
- 65歳から亡くなるまで貰えるお金です。
生き続ける限り貰い続けることができます。
■障害年金
- 病気や怪我のリスクに備える
- 高齢になる前だとしても、怪我や病気により、生活に支障が出てしまったときに受け取れるお金です。
■遺族年金
- 万が一のリスクに備える
- 年金に入っている人が亡くなった場合、その人が扶養していた人たちを支えるためのお金です。
「年金=老後」というイメージですが、それだけに関わらず、怪我など、もしものときに備え、支給されるものを“年金”と呼ぶんですね。

これはちょっと意外だった!
まさに「年金=老後」だと思ってた・・。
怪我や病気ってなると健康保険と混ざりそうだ。

確かに分かります。
簡単に言うと、例えば怪我をしたときに、その治療代や一時的なサポートをしてくれるのが健康保険。
その怪我により、身体に支障が残ってしまい、その後の生活のサポートとして支給されるのが年金です。

ふむふむ、年金は貰う人の日常生活をサポートするイメージなんだな。
上の3つの違いは、それぞれ貰える条件の違いだけってことだね。
年金には種類があるの?

ぎんつばさんは、「国民年金と厚生年金の違い」についてご存じですか?

あんまり・・。
厚生年金の方が、年金を多く貰えるってくらいかな。

なるほど、それは正しい情報のようで、少し誤解があります。
次はこの「国民年金と厚生年金の、2種類の年金について」解説してみましょう。
2つの年金について、名前は聞いたことがあるかもしれませんが、具体的にどういった仕組みになっているのかを、簡単に解説してみましょう。
イメージするのは、“2階建ての建物”です。
【1階部分】国民年金
- 加入者:日本に住む20歳以上60歳未満の国民全員
- 保険料:一律で同じ
- 受け取り額
保険料を払った期間で決まり、満額払っていれば他の人と同じ金額を受け取れる。
【2階部分】厚生年金
- 加入者:会社員や公務員など、厚生年金に加入している職場で働く人
- 保険料:お給料の額で決まり、会社が折半してくれる
- 受け取り額
働いた期間と、貰っていたお給料の額によって決まり、保険料を払った額が多ければ、それだけ貰える額も多くなる。
■2階建て構造をざっくり整理
簡単に言うと、「2種類のどちらかを選んで加入するのではなく、国民全員が“国民年金”に加入し、会社員の人は追加で厚生年金にも加入する」ということです。
1階部分の国民年金をベースに、加入できる人は2階部分が追加されるんですね。


なるほど、会社員の人は両方加入しているんだね。
・・というか、厚生年金って個人じゃなく、会社単位で加入してるのか!

実はそうなんです。
“適用事業所(てきようじぎょうしょ)”というものがありまして、法律に則って、法人の会社や従業員が常時一定以上いるお店などを対象に、職場そのものが厚生年金に加入しなければならないというルールがあるんです。

へぇ~、ちょっと難しい言葉は分かんないけど、よく分かった。(適当)
前の記事でも言ってたけど、やっぱり会社が折半してくれるのは大きいね。
誰がどちらの年金に入るの?

じゃあ次は今の“国民年金”と“厚生年金”についてちょっと掘り下げてみようかな。
上の説明だと国民全員と会社員に分かれてたけど、それだけでいいのかな?

では少し掘り下げてみましょう。
実は、年金加入者(ここでは被保険者と呼びます)には、3つのグループが存在しているんです。
被保険者を分ける3つのグループについて解説していきます。
それぞれ「第1号、第2号、第3号」と数字で分けられています。
■第1号被保険者
- 対象:フリーランス、自営業など、
- 年金の種類:国民年金
- 特徴
20歳以上60歳未満で、下の2号、3号に当てはまらない人全員
■第2号被保険者
- 対象:民間企業の会社員、公務員など
- 年金の種類:国民年金+厚生年金
- 特徴
国民年金+厚生年金の2つに加入しているグループで、お給料から保険料を天引き
■第3号被保険者
- 対象:第2号に扶養されている、20歳以上60歳未満の配偶者(専業主婦や専業主夫)
- 年金の種類:国民年金
- 特徴
扶養されているため、個人で保険料を払う必要がない
勘違いしやすいポイントとして、第3号の人が加入しているのは、国民年金のみで、厚生年金には入っていないということです。

へ~!
健康保険のときは、扶養されている家族は保険料をまとめて扶養者が払っていたのに、年金は国民年金のみなんだ。

この理由は簡単に言うと、どれくらい働いたかでいくら貰えるかが決まるのが厚生年金なのに、扶養されている家族にそれを当てはめてしまうと計算ができなくなってしまうからですね。
そのため基礎年金(国民年金)しか貰えない代わりに、保険料はなし、というルールになっています。

言われれば確かにそうだけど、結構細かく分けられているんだなぁ・・。
保険料はどうやって決まるの?

ではもう一つ掘り下げて、「保険料の決まり方について、どうやって計算されているのか教えてください」。

先に少しだけ解説しましたが、国民年金と厚生年金では保険料の決まり方がまったく違います。
簡単に言うと、「全員一律か、お給料によって変わるか」の違いですね。
ではそれぞれの保険料の決まり方を、簡単に解説していきましょう。
■国民年金は全員一律
- 稼ぎに関わらず、国民年金は一律同じ金額です。
- 2026年度は、月額17,920円です。
この金額は物価の上昇などに合わせて、毎年4月に決定します。 - 第1号被保険者(フリーランスや自営業)は、この金額を毎月納めることになります。
■厚生年金は給料によって変わる
- 稼いだお給料を、キリの良い数字に当てはめ、そこに保険料率18.3%をかけて計算します。
- 計算された保険料を、会社と折半します。
- イメージとしては、毎月30万円稼ぐ人がいたとして
【30万円×18.3%=54,900円÷2=27,450円】
つまり、実際にお給料から天引きされる金額は27,450円となります。

ふむふむ、税率はちょっとややこしいけど、厚生年金だったら計算は会社がやってくれるし特に問題ないね。
上の例だったら、27,450円の中に、その人の配偶者の分のお金も含まれているってことだね。

その認識で正解です!
これで初心者向けの、年金を払う側の仕組みはおおよそ解説できたかと思います。
何か気になることはありましたか?

気になるというか、どうしても聞いておきたいことがあるんだけど・・。
・・・まぁちょっとタブーな話なんだけども・・。
年金を払わないとどうなるの?

ズバリ、「年金を払わないとどうなるのか?」を聞いておきたい。
会社員の人はともかく、自分で払いに行く人は状況によってどうしても苦しいときもあるし、“年金未納”っていうのも聞く話だし。

それはとても重要なポイントですね。
結論から言うと、「年金を未納のまま放置してしまうと、大きなペナルティが発生してしまいます」。

まぁそうよねぇ。
でも大事なことだからちゃんと知っておかないとね。
では年金を未納のまま放置した場合、どのような問題が起こるかを3つに分けて見ていきましょう。

【問題1】将来貰える年金が減る、またはゼロになる
- 年金を貰うには、原則として“10年間以上保険料を払わなければなりません。
- 期間が10年に満たないと、老後にお金を貰えなくなるか、期間を満たしていても満額に比べてだいぶ減ってしまいます。
【問題2】“障害年金”や“遺族年金”が貰えなくなる
- 怪我や病気、親族が亡くなった場合など、もしものときにお金が受け取れなくなってしまいます。
- 不意の事態に保険が効かなくなるという意味で、これが一番リスクがあるかもしれません。
【問題3】財産の差し押さえ
- 未納状態が続くと、督促状が届きます。
- これすら無視を続けると、銀行口座やお給料、財産の差し押さえにつながってしまいます。
3つ目は国としても最終手段なので、その前にしっかりお金を管理して、“将来やもしものときの自分のため”に準備しておきましょう。
どうしても年金が払えないときの対処法
収入などの問題で、どうしても保険料を払うのが難しい場合は、しっかり役所に相談しましょう。
“免除・猶予制度”という仕組みがあり、しっかり状況を話して申請が通れば、“保険料は払えなくても、障害年金などのお金は受け取れる”という扱いにしてもらえます。

う~ん怖い!
いやしょうがないんだけどさ・・。
どうあがいても将来的に大変なことになっちゃうね。

上記もしていますが、もしどうしても払えない場合は、しっかり役所に相談してみましょう。
単純に未納状態で無視するのと、しっかり免除してもらうのでは雲泥の差がありますから。

無理だと思ったらまずは相談だね。
将来のためとはいえ、今無理して生活できなくなっても本末転倒だもんね。
恥ずかしがらずに生活を大切にしよう!
まとめ
ということで初心者向け、「年金」についての解説でした。
記事内でも言ってましたが、「年金=老後」というイメージなので、現役で働いている方はどうしても「何となく保険料を払うだけ」となりがちです。
しかし、まさに今の自分の働き方に直結することで、それによって将来貰える金額も変わるとなれば、しっかり考えておいて損はないですよね。
初心者向けということで、深く、具体的過ぎるところまでは解説していませんが、読んだ皆さんが興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
といっても、今回は基礎知識と、年金を“払う側”の解説です。
なので次回は“貰う側”の視点で、『年金っていつからいくらもらえるの?』をやっていきます。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
前回の『健康保険』についてはこちらから

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