今回の記事は
- 日本に熊鍋を食べに来たプエルトリコの男性
- メダリスト須﨑優衣選手に憧れるアメリカのジュニアレスリング姉妹
の2つについて書いています。
どちらも人としてのスペックが高く、それでいて自分のやりたいことにまっしぐらな方たちです。
プエルトリコの男性は世界を巡る食べ歩き、アメリカの姉妹はレスリング最強に、それぞれの目標に向けて人生を謳歌しています。
それぞれ毛色は違いますが、「自分の好きなことにストイックだからこそのスペック」みたいなものが伝えられたら嬉しいです。
【YOUは何しに日本へ?】
番組概要
- テレビ東京にて毎週月曜よる6時25分より放送
- 出演:バナナマン
- ナレーター:パックン、ダニエルカール
5月4日の放送内容と感想
番組内では外国の方のことを「YOU」と表現しますが、記事の感想では「Kさん」など、アルファベット表記しています。
そちらの方が感想が書きやすく、感情移入しやすいと思ったので、ご理解よろしくお願いします。
■プエルトリコから来た男性:日本へ来た背景
プエルトリコから来た男性は、いつも自分で行った先の珍しい料理を食べ歩いているそうです。
世界をまたにかけた“食べ歩き”。
この度日本へは「熊鍋」を食べに来日しました。
■プエルトリコから来た男性Aさんの密着取材の感想
まず「Aさんのペックがすごい」というのが率直な感想だ。
医学部を中退してからのパイロットという異色な経歴。
そうなった理由の通り、世界あらゆる国に出向きながら、各国の珍味を食べ歩くというスタイル。
密着取材の中でも、自分の好きなことしているという“心の余裕”が滲み出てて良かった。
●旭川 「ジビエバル 山神」で食べる熊鍋
場所は北海道旭川。
気温−5℃、Aさんは楽しみに顔をほころばせながら、イルミネーションに彩られた街道を進む。
プエルトリコはアメリカ大陸の南東に位置する高温多湿の国。
1年を通しての平均気温は28℃~30℃。
Aさんからしてみればこの寒さは極寒であろう。
しかし、サソリやワニ、カタツムリにタランチュラまで網羅している珍味ハンターのAさんの好奇心はこれくらいでは止まらない。
意気揚々と雪が積もる街並みを歩く。
聞けば、Aさんはもともと医学部の出身らしい。
両親の影響で幼少期から勉強漬けの日々を送っていた。
見事医学部に合格したはいいが、“外の世界”へ憧れ、今のままの自分の人生に疑問を感じ医学部を中退してしまったそうだ。
そうして次に目指したのがパイロット。
いくら外の世界が知りたいとはいえ、中々極端な話である。
しかしそれでなれてしまったのだから言うことがない。
「うわすげぇな・・」と、放送を観ながらもらした。
そうこうしている内にレトロ感あふれる商店街に到着した。
どうやらここにお目当ての店があるらしい。
あらかじめ来日前から予約していたという店の名前は、ジビエバル『山神』
熊・鹿・猪などのジビエ料理を提供する人気の居酒屋だ。
ちなみに「ジビエ」とはフランス語で、狩猟可能な動物の肉を意味する。
店内に案内されたAさんは、暖かさとその雰囲気に喜んでいるようだった。
人気メニューには目もくれず、目的の「熊鍋」を注文。
店主さんとの会話を楽しみながら、いよいよ運ばれてきた熊とご対面である。
鍋の中に煮込まれた熊肉が何とも美味そうな見た目だ。
観ているだけでお腹が空いてきた。
グツグツと音を立てながら、揺れる熊肉とキノコと彩るネギが腹の虫を誘う。
もう暑くなってくる時期だが鍋もいいかもしれない。
取り皿によそい、器用に箸を使い食べるAさんは、その味に舌鼓を打った。
「人生で一番美味しい肉かも」というAさんは、ニヤけながらそう答える。
美味いものを食べるとどうにもニヤけてしまうのはしょうがない。
熊肉の味は「バイソン」、もしくは「プルコギ」らしい。
バイソンとプルコギ・・、・・正直全くイメージが付かないが、美味いのは間違いなさそうだ。
場所が北海道というのがどうにもこうにもだが。

●札幌 「レ・カネキヨ」で食べる熊のコース料理
翌日Aさんは札幌にいた。
なぜかと言えば熊のためだ。
まさにこのために来日したのだから、「熊鍋」ひとつで満足はできないといえば確かにそうだ。
両脇に積み上げられた雪の道、今日は「熊のフレンチ」を食べるらしいAさん。
その店は、地元札幌で、ジビエのフレンチが食べられるレストラン「レ・カネキヨ」
2006年に、ミシュラン一つ星を獲得している料理長が務める名店だ。
店内で一息、その後予約していた熊のコース料理を待つAさん。
「熊のコース料理なんて全部肉料理なのでは?」などと思ってしまう私は貧乏舌だ。
豚のリエット、パテ・アンクルート、サワラのソテー、ヒグマの料理、などなど・・。
半分くらい聞いたことがない言葉が並ぶコース料理だが、こういうものなのだろう。
一品ずつ舌で吟味しながら、待望の熊料理を食べ、文字通り『熊』を味わったAさん。
「100%また食べに来る」と言い残し、しっかり忘れられない味として、自身の食べ歩きレパートリーに「熊料理」を追加したようだった。
ジビエバル 山神の公式ページはこちら
レ・カネキヨの公式ページはこちら
■アメリカから来た10歳と7歳の女の子:日本へ来た背景
アメリカから来た10歳と7歳の女の子2人組は、父親と3人で来日しました。
大阪で行われるレスリングの国際大会『ADCC大阪』に出場するためです。
武者修行の一環として、この大会に出場するのが目的ですが、実は他にも日本で叶えたい目標があるようです。
■アメリカから来た10歳と7歳の女の子の密着取材の感想
まず姉妹2人のスペックがすごい。
1つ目の感想とかぶっているがしょうがない。
2人ともジュニアレスリングで優勝するし、姉にいたっては世界チャンピオンだ。
その2人が目標とする須崎優衣選手との出会いも含めて、全体的に「世界最強への道」というイメージだった。
●ADCC大阪で怪物2人が大暴れ
来日した女の子2人組、10歳のHちゃんと7歳のSちゃん。
さっそくだが大会当日、父親とともに、大阪にある試合会場の中で練習中だ。
今回の大会は、2年に1度の世界大会に向けた日本のオープン大会で、ここで強さを示し、世界大会への足掛けにするのだ。
そして2人の姉妹は自身の強さのため、武者修行の一環としてこの大会に挑む。
姉のHちゃんは「男女混合ジュニア55㎏以下」
妹のSちゃんは「男女混合ジュニア28㎏以下」にそれぞれ出場。
いくらジュニアとはいえ男相手に勝てるのだろうか。
・・・とか思ってたが、観ていて何となく思った。
首が太い。
「年の割には」という意味だが、この2人、特に姉の方は明らかに太い。
変な言い方だが芯が入っている。
レスリングなど、寝技を使う格闘技選手は首が太くなるのだ。
それはトレーニングや実績の裏付けでもある。
そしてその芯入りの首を示すように、まずは姉Hちゃんの快進撃が始まる。
始まるとは言ったが、始まり、終わった。
初戦を難なく突破し、番組の編集の問題もあるが、なんと決勝戦だ。
相手は1歳年上の男の子。
体格ではわずかに劣るが、足さばきと積極的な試合展開で相手をほんろうしていく。
そしてついに締め技が決まり、Hちゃんが勝利する。
“勝利する”などと簡単に書いたが、つまりは優勝だ。
「男女混合ジュニア55㎏以下 ADCC優勝」
メダルを首にかけ、嬉しそうに笑顔を見せるHちゃん。
そして次は、大会前に大あくびをしてみせた妹のSちゃん。
すごい肝の据わりようだ。
余裕か、それとも時差ぼけか、どちらにせよ大物っぷりをかもし出している。
その大物感が、そんな“感じ”ではなく、実力があってこそのものだと知るのは、試合が始まってすぐのことだった。
初戦、男の子相手に約1分で締め技を決めて勝利。
姉と同じく決勝戦進出だ。
そしてあれよあれよの間にマウントからの締め技。
結果、「男女混合ジュニア28㎏以下 ADCC優勝」である。
なんて強い姉妹だ。
私はいい歳だが、この姉妹とやり合ったら泣かされる自信がある。
「2人は怪物だよ」
そう語るのは他でもない2人の父親だ。
もともとは父親の父、つまり姉妹2人の祖父がレスリングをしており、その影響で父親自身もレスリングを始めたそうだ。
しかし家庭問題によりその夢を諦める。
月日が流れ、結婚、2人の子どもHちゃんとSちゃんが生まれる。
そして迎えた2021年、この年に開かれた東京オリンピックで、この家族の未来を示すきっかけとなることが起きる。
女子レスリング代表須﨑優衣(すさきゆい)選手が、女子フリースタイル50kg級を、全試合、失点なしの完全勝利で金メダルを獲得したのだ。
これに感銘を受けた父親は、昔打ち込んでいたレスリングへの“熱”を思い出し、自身が父親にそうしてもらっていたように、自分も子どもたちにレスリングを教え始めたそうだ。
その結果才能開花。
2人の怪物が生まれ、2人はあらゆる国際大会を勝ち抜いていった。
姉にいたっては、「レスリングジュニア世界チャンピオン」だ。
それは強いはずである。

●姉妹へのビッグサプライズに向けて
大会翌日、「優勝したのに」と言うのは変だが、今日も練習だ。
忘れてはならないが、そもそもHちゃんとSちゃんの2人は“武者修行”のために来日し、大会に出場したのだ。
ならばその修行を続けるのみ。
・・・しかしそうは言ってもまだ子ども、どこかに向かう予定だったのだろうが、その途中にあった公園で遊びだす姉妹。
こうしてみると年頃の女の子である。
無邪気に鉄棒で遊ぶ姉妹を横目に、父親が取材陣に内緒の話があるという。
「2人には秘密だ」と言いながら木の陰で話す父親。
一体どうしたのかと言えば、なんと須崎優衣選手と練習できることになったそうだ。
先述したが、須崎選手といえば姉妹2人がレスリングを始めるきっかけになった選手だ。
父親はもちろん、姉妹2人も須崎選手を尊敬している。
最初の空港で会った時には、「須崎選手みたなレスリング選手になりたい」と言っていたほどだ。
そんな3人にとって強さの象徴たる存在の須崎選手だが、一体なぜ急に練習できることになったのか?
実はこれは急な話ではなかったのだ。
というのも、今回来日する前に、父親は須崎選手のSNSに直接、「子どもたちにレスリングを教えてほしい」という旨の連絡をしたそうだ。
だがその返信はなく、武者修行のための大会ということもあり、心残りもあるなかでの来日となった。
しかし、諦められなかった父親は須崎選手に再度連絡をしたそうだ。
その連絡に須崎選手は快く了承。
ついでにと言うべきか、「YOUは何しに日本へ?」の取材の許可も取ったそうだ。
この父親できる。
この“サプライズ”を姉妹にプレゼントするべく、取材陣に内緒話となったのだ。
最初に書いていた「日本で叶えたい目標」とは、この「須﨑優衣との練習」であった。
そうとは知らずブランコで遊ぶ姉妹2人。
父親から今日は猛特訓とでも聞かされているのだろうが、この後に起こるサプライズなど夢にも思わず、ブランコを高くこぐことに一生懸命だ。
父親は天と須崎選手に感謝し、この後のサプライズの成功を祈っていた。
●「金太楼鮨」で須﨑優衣選手との邂逅
3人が訪れたのは千葉県松戸市。
父親はサプライズのため、ずっと「練習を8時間するぞ」と言っている。
もしかしたら若干嘘は下手なのかもしれない。
必死の演技をしながら、練習前に須崎選手と落ち合う約束をしていた寿司屋へ。
店内に入ると姉妹は水槽の魚に夢中で、奥に座る須崎選手に気付かない様子。
何とももどかしいが、それも子どもらしいといえば子どもらしい。
そしてついにその時が訪れる。
先に気付いた姉が須崎選手のもとへ行きハグ。
それに気づいた妹も手を振りながらハグ。
須崎選手も3人と会えてとても嬉しそうだ。
「本物の須崎選手だ」と声をもらしながら笑顔を見せる姉妹の頭からは、今日が8時間練習の日だということ、先ほどまで公園で遊んでいたこと、もしかしたら昨日大会で優勝したことすら忘れていたかもしれない。
「金太楼鮨(きんたろうすし)」は須崎選手が小学校の頃から通う行きつけの店で、レスリングの練習帰りにもよく立ち寄っていたそうだ。
店内には須崎選手のサインも飾ってあり、慣れた様子でいつものメニューを姉妹と父親にも頼む。
運ばれてきた寿司を元気よくほおばり、須崎選手と、練習前の束の間の団らんを過ごす。
そのさ中、須崎選手が持ってきてくれたオリンピックの金メダルを手に取り見せてもらう姉妹。
口をあんぐり開けながらその重さと見た目に驚いていた。
心なしか父親が一番驚いていたように見えたが。
●念願の須崎選手との、世界レベルの練習
須崎選手との練習当日、場所は須崎選手の母校「安部学院高等学校」
着いた時から半ば興奮状態の姉妹2人は、急いで練習場へ。
中には金メダリスト志土地真優(しどちまゆ)選手もおり、今この場は世界最高レベルの練習場となった。
いよいよ練習が始まる。
ペアを組んでの基礎練習だ。
私はレスリングに詳しくないため、具体的な解説はできないが、足を取ってからのローリングをしているようだ。
大会でも相手にマウントを取る時にこの動きをしている気がする。
ペアはランダムなのか、中々須崎選手とペアを組めない姉妹。
休憩中も視線で須崎選手を追ってしまう。
心がはやる中、ついにその時が訪れる。
姉のHちゃんが、須崎選手とペアを組む番になった。
今回の来日、1番の目的。
自身の目標、憧れの選手との練習だ。
開始の合図とともに組合い、世界王女に一歩引かないHちゃん。
ぶつかり合い崩し合い、あっという間の2分間が終わってしまう。
だがかけがえのない2分間だったはずだ。
組み終わったHちゃんの表情は晴れやかで、須崎選手の強さを身をもって感じられたようだ。
その後、須崎選手の技も直伝してもらい、まさに夢のような時間が過ぎていった。
2時間の練習の中、いったいどれほどのことを学べたのだろう。
技術面でもそうだが、精神的、自身のモチベーションの向上が何よりの収穫だったのではないだろうか。
「将来絶対オリンピックに出たい」と笑顔で話す姉の顔からは、何とも言えない快さが感じられた。
きっとアメリカに帰っても、今回のことを胸に、素晴らしい選手になっていくのだろう。
・・・ちなみに父親は、慣れない日本の環境か、寿司屋で興奮したからか、体調を崩して練習には付き合えなかった。
姉妹には、楽しい思い出話で父親のメンタルをケアしてほしい。
金太楼鮨の公式ページです
どこで観れる?見逃し配信は?
いつものTVerでどうぞ
まとめ
熊を食べると聞いて、「ゴールデンカムイ」を思い出しました。
読んだ方は分かると思うんですが、熊料理って美味しそうに見えますよね?
熊の心臓の丸焼きとか食べてみたいです。
同じ北海道が舞台ですからね、さすがに「ちょっと食べに行こう」感覚では行けませんが、人生で1回は熊料理は食べてみたいです。
レスリング姉妹の方はまさかの須崎選手の登場でビックリしましたね。
この番組って結構海外の著名人が出ますけど、毎回驚きです。
前回の少年力士の時もそうでしたけど、やっぱりスポーツ選手って、同じ競技をしている子どもたちに優しいイメージがありますよね。
やっぱり共感できる部分があるんでしょうか。
本人にしか分かりませんが、前回の大関(琴奨菊)といい今回の須崎選手といい、子どもたちを見る優しい目が印象的だったので、単純に嬉しいのかもしれないですね。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
自分の後続に優しくなれる人になりたいですね。
前回の感想記事はこちら







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