稼げば稼ぐほど増えるものと言えば?
そう、『所得税』ですね。
今回は所得税の「基礎知識、種類、会社員とフリーランスでの違い、控除、確定申告について」も解説していきます。
中々覚えることが多いですが、やっぱりお金は大事なものなのでしっかり知識として身につけたいところです。
「自分の所得税が分からない・・」
「控除って何?」
「確定申告って何すればいいの?」
いろいろと聞きなれない言葉もあるかと思いますが、記事を読んで今のうちに基礎だけでも知っておきましょう!
前回の『消費税』についてはこちらから
この学びたいシリーズでは、実際に調べながら記事の内容を書いています。
左の吹き出しは、調べながらぼくが思った事をお色直しして載せています。
右の吹き出しは、テーマを学ぶにあたり必要な事をそのつどAIに聞いて、記事全体の流れに必要だと思った部分を書き出しています。
所得税って何?

今回はまたお金の勉強です。
ズバリ『所得税』について!
給料とか貰うときにつきもののあれですね。

今回もよろしくお願いいたします!
順調にお金について学ばれてますね。
この調子で身の回りの常識について学んでいきましょう。

いやまぁそのつもりではありますが、改めて言われるとやっぱり知らないのは恥ずかしいですね・・。
そもそも所得税って何?

じゃあ最初の質問。
「そもそも所得税とは何なのでしょうか?」

所得税をひと言で言うと、「個人が1年間に稼いだお金に対してかかる税金」のことです。
“稼いだ額”によって税率が変わるため、所得がない(収入がない)場合は所得税もかからないということになります。

これはねぇ、人によってはやっぱり納得いかない気もする仕組みよね。
「何で稼いだ分税金が増えるんだ!」
って思っちゃうよね・・。
ではそう思いつつも、所得税の3つの原則を簡単に解説していきましょう。

- 期間は1月1日~12月31日の1年間
所得税は1月1日から12月31日までの1年間の給料や利益を計算して算出されます。
この1年間の区切りを“課税期間”と呼びます。 - “収入”ではなく“所得(儲け)”にかかる ※ここが1番のポイント
入ってきたお金全てにそのまま税金がかるわけではありません。
計算式は【収入−必要経費=所得(儲け)】です。
つまり、得たお金から必要経費を引いた残りの分に税金がかかる仕組みです。 - 稼げば稼ぐほど税率が上がる
儲けが少ない人は税率が少なく、儲けが多い人は税率が上がります。
お金に余裕がある人に負担してもらうという仕組みです。
このことを“累進課税”と呼びます。
まずはこの3つを覚えてもらえば、所得税のイメージはできるかと思います。

う~ん・・、改めて文字にされると中々ややこしいよね。
稼いだ分納めなきゃいけないのは知ってたけど、具体的な期間や名前は知らなかった人も多そうだね。

先にぎんつばさんがおっしゃっていたように、稼ぎが多いほど税率が上がる仕組みなので、不満もあるかと思います。
また、稼いだ額により細かく税率が変わっているのもややこしいところですね。
所得って給料だけじゃないの?

ぎんつばさんは給与明細を貰ったことはありますか?

えっ?
何いきなり・・。
そりゃああるけど・・。

もちろん給与に所得税はかかりますが、実は“所得”とは、お給料のことだけを言うのではないんです。
実は所得税の“所得”とは、法律によりなんと“10種類のグループ”に分けられています。
それぞれに税率の計算が違うのですが、今回はその中から代表的なものをいくつか解説していきます。
■給与所得(会社員)
- 対象:会社から雇われている正社員やパート
- 給与所得控除(きゅうよしょとくこうじょ)
会社員には“経費”がありません。
その代わりに“給与所得控除”という名の経費枠があり、自動で給与から一律で所得税の計算前に引いてくれます。
【給料−給与所得控除=所得(儲け)】というイメージ。 - 会社が税率の計算を年末調整でやってくれるため、自分で税金の計算をする必要がありません。
■事業所得(フリーランス・自営業)
- 対象:会社に雇われず、独立してお店を経営したり、フリーランスで仕事をしている人
- 自分で経費を計算する
仕事で使うパソコン代や打ち合わせ代、ブログをしているならサーバー代やドメイン代など、その仕事をする上で必要になる経費を自分で算出しなければなりません。
【収入−必要経費=所得(儲け)】というイメージ。 - もちろん会社が年末調整をしてくれることもないので、自分で帳簿などをつけて“確定申告”する必要があります。

■その他の所得(年金・副業など)
もし副業をしていた場合、例えば本業で“給与所得”を得ていたとします。
副業でブログなどを運営しているとすると
- 【給与−給与所得控除=所得】…①
- 【収入−必要経費=所得】…②
- ①+②の所得額に所得税がかかる
このようになります。
●年金も所得税の対象になる
ついでに覚えておきましょうということで、年金についてです。
年金は10種類のグループのうち“雑所得”になります。
給与所得の説明で、給与所得控除があると書きましたが、それの年金バージョンがあります。
それが“公的年金等控除(こうてきねんきんとうこうじょ)”です。
【年金−公的年金等控除=雑所得】というイメージ。
この雑所得に所得税がかかるというわけですね。
ただし他に収入がない場合、以下の金額までは税金がかからない仕組みになっています。
- 65歳未満:年間の年金受給額が108万円以下
- 65歳以上:年間の年金受給額が158万円以下
例えば、64歳の方が本業をされていて、年間の年金が100万円貰っていたとしたら、年金からではなく、本業の収入と年金の100万円を合わせた額から、それぞれ控除が発生し、そこから計算された儲け分に所得税が計算される仕組みです。

う~んややこしい!
けど何となく分かった気がする。
控除っていうのが税金の負担を減らしてくれるもので、会社員とフリーランスでは、やり方は違えど仕組みとしては変わんないって感じだね。
っていうか年金にも所得税ってかかるんか・・。

そうなんです。
年金を貰う立場にないと、この辺りは見落としがちですよね。
他にも所得の種類はありますが、基本的には“給与所得”と“事業所得”を覚えておけば大丈夫だと思います。

副業するにしても関わるのはその2つだもんね。
いろいろ解説あったけど、とりあえず確定申告の文字は見たくない・・。
稼げば稼ぐほど税率が上がる?

じゃあちょっとここで、今までやったことをもう少し掘り下げてみようかな。
聞きなれない言葉も出てきたから、一回教えられただけじゃ覚えられない・・。

ではまず“累進課税”について掘り下げてみましょう。
「稼げば稼ぐほど税率が上がる」という単純な仕組みですが、稼ぐ額によって細かく税率も変わってきます。

確かにしっておいた方がいいね。
これから稼ぐお金が増えることを願って・・(懇願)。
では“累進課税”について掘り下げて、具体的にどれくらい稼ぐと、所得税はどれくらいかかるのかを見ていきましょう。
■具体的な税率の段階
所得税の税率は、全部で7段階に分かれています。
| 税金がかかる金額帯 | 所得税の税率 |
| 195万円まで | 5% |
| 195万円超~330万円まで | 10% |
| 330万円超~695万円まで | 20% |
| 695万円超~900万円まで | 23% |
| 900万円超~1,800万円まで | 33% |
| 1,800万円超~4,000万円まで | 40% |
| 4,000万円超~ | 45% |
一見分かりづらいですが、ここで勘違いしてはいけないのが“超過累進課税(ちょうかるいしんかぜい)”という仕組みについてです。
例えば330万円までは税率が10%ですが、331万円になったら20%になり
「たった1万多く稼いでいるだけなのに、税率が10%も上がった!大損した!!」
と考えてしまいがちです。
しかしこれは微妙に間違いで正しくは“税率が20%になるのは、330万円を超えた1万円分だけ”ということです。
つまり、上の表にあるように、“その税率がかかるのは該当した金額帯のみ”ということになります。
これはドヤ顔で解説するべしとAIが言っていたので(本当)ドヤ顔しておきます。(´_ゝ`)

ドヤ顔はともかく、なるほどそういう仕組みか。
じゃあホントに細かく計算されてるんだね。

稼いだ分だけ税率が上がるというのは間違ってはないですが、具体的には「稼いで金額帯を超えたら、超えたぶんだけ税率が増える」ということですね。
決して丁度良く稼がないと大損をするということではありません。

まあそれだと余計にややこしいことになるしね・・。
一回でいいから
「所得に45%取られちったよ~」
とか言ってみたい。
控除って何?知らないと損する話

じゃあ次は何回か出てきた“控除”について。
給与明細にはよく書いてあるやつだね。
今回勉強した感じだと、貰えるお金の減りを軽減してくれるものってイメージだよね。
控除があればあるほど所得税で納める分が減らせる感じ。

まさにそのイメージで大正解です!
控除をひと言で言うと、「税金の計算から割引できるお得なクーポン」のイメージです。
■控除とはざっくりどういうもの?
所得税は、計算して出したお金に%をかけて算出されるので、そもそもの“%をかけられる数”が少ない方が、税金で払う金額も少なくなります。
- Aさん:500万−控除金50万=450万 450×0.2=90万の税
- Bさん:500万−控除金150万=350万 350×0.2=70万の税
試しに同じ年収の2人が、それぞれ控除額50万と150万の場合で計算しました。
(※所得税の割合は分かりやすくするために、まとめて20%で計算しています。)
控除額が少ない方が税金の額も多くなっていますね。
●控除は大きく2種類に分けられる

実は今まで解説してきた控除は“所得控除”という、税率をかける前に引かれるものです。
基礎控除や医療費控除など、%をかける前に引かれるものです。
そしてもう一つ“税額控除”というものがあります。
これがめちゃくちゃお得なクーポンです。
こちらは“所得控除”で引いて出した所得税の額から、直接割引してくれるものになります。
【収入−所得控除=所得税−税額控除=実際に支払う所得税】と言うイメージです。

へぇ~、つまり2段階控除ってことか。
受けられるなら受けた方がお得だし、どんなものがあるのかも知っておきたいな。

では次に、それぞれの控除にどんな種類があるのかを見ていきましょう。
では簡単にですが、所得控除と税額控除にそれぞれどんな種類があるのかをまとめていきます。
●代表的な所得控除の種類
- 基礎控除
日本で暮らす人が無条件で引いてくれる。
合計所得額が2,400万円以下の人なら、一律で48万円が引かれる。 - 配偶者控除・扶養控除
自分が養っている人(妻や夫、子ども、高齢の親など)がいる人に適用される。
収入の少ない配偶者や、その年の終わり(12月31日)時点で16歳以上の子ども、または自分の親を養っていると受けられる。
16歳未満は児童手当がるため控除が適用されないので注意です。 - 社会保険控除
1年間に支払った「健康保険、厚生年金、雇用保険、国民年金」などの合計額を、全て引いてくれるものです。
これが適用されるだけでかなりの節税になります。 - 医療費控除
1年間で高額な医療費を払ったときに適用されるものです。
家族全員分の金額が年間合計10万円を超えた分、または所得が200万円未満の人は所得の5%を超えた分に適用されます。
病院へ通院するための交通費や、市販の風邪薬なども対象となるため、レシートは保管しておくと有効に使えます。 - 寄付金控除
国や地方自治体、特定の団体に寄付したときに適用されます。
お馴染み“ふるさと納税”がこれに当たります。
●代表的な税額控除
税額控除に関しては、絶対に知っておきたい1種類のみを解説します。
- 住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
ローンを組んで住宅を買ったり、特定の省エネリホームをしたときに、ローンの残高に応じて税金がキャッシュバックされます。
もし住宅ローンの控除額が実際に払う税金より多い(例えば所得税が10万で、ローンの控除額が20万の場合)は所得税が0円になり、さらに残り10万円分が住民税から引かれます。
しかし、住民税は最高で9万7,500円までしか割引きされません。
実質2,500円分は切り捨てになりますのでご注意です! - ローンを組んだ1年目には注意!
会社員の方で、ローンを組んだ最初の年は、自分で確定申告をする必要があるので忘れないようにしましょう。
会社の年末調整は2年目からお世話になります。

うへぇ・・、知らないことばっかだ・・。
聞いたことあるのもいくつかはあるけど、それでも具体的にどんなものかは初めて知ったよ。

普段の生活の中だと、自分で調べようとしないと中々知る機会がないものが多いですよね。
今回の学習が良い機会だと思って、上記した代表的なものだけでも知っておくと、いざというときに所得において損をすることが大幅に減ると思いますよ!

知っているか知らないかだけでだいぶ違うもんね。
今回で知れて良かったと思う。
・・・でも配偶者・扶養控除にお世話になることはないかな・・、・・・多分・・・(遠い目)。
確定申告って何をするの?

じゃあ最後におまけとして、『確定申告』についてに聞いておこうかな。
・・まぁ何をするのかはやったことあるんで分かるんだけど、聞いておいた方がいいと思うので一緒に聞いておくよ。
(ホントは文字も見たくないけど・・)
「確定申告って何をするんでしょうか?」

確定申告を分かりやすく言うと、「1年間の所得と、そこから割り引くための必要経費を自分でまとめ、さらに支払う税金(所得税)を計算して税務署に提出すること」です。
おおよそ皆さんが面倒くさいと感じているアレですね。

はい、その通りでございます。
大体領収書とか探すことから始めるんだよな・・。
まさに1年間の集大成ともいえる作業ですが、今は昔とやり方も変わっているので、そこも含めて簡単に解説してみましょう。
■なぜ確定申告をしなければならないの?
そもそもなぜ確定申告が必要なのかと言えば、理由は2つあります。
- 納めた税金が足りない場合
会社員として勤めている方は、会社の年末調整で税金が計算されるため、確定申告をする必要はありませんが、副業などで、本業とは別に収入が20万円を超えた場合、追加でその分の税金を納める必要があります。
「20万円くらい・・」
と思って隠そうとしても100%バレるので、隠さずしっかり申告しましょう。 - 払い過ぎた税金を返してもらうため
住宅ローンを初めて組んだ人は、1年目は絶対に確定申告をしなければ、その分の税金を返してもらえせん。
また、医療費がかかり過ぎた場合の控除の適用を忘れがちになったりもします。
1年間で家族の医療費が10万円を超えた場合は、しっかり自己申告をして、控除を適用させましょう。
ちなみにこのことを“還付申告”といいます。

未納は法律に関わることだから絶対に避けたいし、払い過ぎた場合の絶対に返してもらいたいから、確定申告はやるべきものだと考えた方がいいね。
■確定申告のやり方3ステップ
確定申告の時期は、毎年2月中旬~3月中旬までの期間です。
その間に“前年の1年間の収入と必要経費のデータ”を提出する必要があります。
- 【ステップ1】書類を集める
1年間で稼いだ金額が分かるように、源泉徴収票やブログの管理画面などから金額を算出して、手元にまとめていきます。
それと同時に、控除につかう分(必要経費、ふるさと納税、かかった医療費が分かる証明書など)も集め、同じく手元に金額をまとめておきましょう。
※言わずもがなここが一番面倒なポイントです・・。 - 【ステップ2】専用ソフトで入力
国税庁公式の“確定申告書等作成コーナー”という無料の公式サイトがあります。
ステップ1で集めた金額のデータを、サイトに入力していくだけです。
「収入−経費−控除」を画面に入力しましょう。
※実際に領収書などを提出する必要はありません。自分で集めたデータを打ち込むだけです。 - 【ステップ3】税務署に提出
ステップ2で算出されたデータを、ネット(e-Tax)や郵送で税務署に送りましょう。
“支払い”もしくは“返金”されます。

今は多少楽になったとは言え、やっぱり普段から帳簿とかつけておいた方がいいよねぇ・・。
いやぁ・・すぐやめちゃいそう・・。
こういうのマメにできる人になりたい。

例えば、副業している方などは、その副業のみに使う口座とクレジットカードを作ってしまうと楽ですよ。
そうすると副業での収支が、通帳とカード明細を見るだけですぐに分かりますよ!
また、レシートを月別に保存するなども、金額が管理しやすくて便利です。

年に1回のイベントとして、腹くくってやるしかないかぁ~。
結局自分のためだからね、生活のためにももうちょっとお金まわりを見直してみようかな。
まとめ
そんなわけで『所得税』についででした。
普段どうしても目を背けたくなる作業もありますが(主に確定申告)、自分の生活を守るためにもしっかりこなしていきたいですね。
“控除”や“課税”など、こういう場面でしか聞かない言葉もいろいろあるので、どうしても馴染まない部分もありますが、仕組み自体はめちゃくちゃ難しいというものではありません。
単純に
「どうやったら納める税が減るか?」
という考えで見ると、ひとつの買い物にどんどんクーポンを重ね使いするイメージで分かりやすいと思います。
しっかり考えて、自分がいくら納めるべきか、実際にいくら納めたのかを知って、無駄なく生活していきましょう。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は『住民税』についてです。
前回の『消費税』についてはこちらから

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