もう冬の寒さを忘れそうになるほど気温が暖かくなってきましたね!
少し厚着をして車を運転しているとしっとり汗をかくほどです。
もうすぐ・・・というか明日から「春のお彼岸」が始まりますが、皆さんの予定はお決まりでしょうか?
・・・えっ?何をすればいいか分からない?
そんな方のためのお彼岸初心者セットをご用意いたしました!
この記事を読んで明日からのお彼岸に備えましょう!
春のお彼岸

明日3月17日から「春のお彼岸」が始まります。
「春の」と付いているのは秋にもあるからです。
でも基本的な過ごし方は変わりません。
ご先祖様を想って、心安らかに過ごしましょう。
仏壇の掃除とお供え
仏壇をキレイにしよう
まずは掃除です。
掃除するのは好きですか?(ぼくは嫌いです)
と言ってもご先祖様のためですからね!
仏具を磨き、ホコリを払い、気持ち良くご先祖様を迎えられるようにします。
仏壇にお供えをしよう
次にお供え。
彼岸のお供えと言えば「ぼたもち」を想像される方が多いでしょうか?
もちろんぼたもちも供えますが、実はお供えの基本とされる『五供(ごく)』と呼ばれる5つの要素があるんです。
- 香(こう)
お線香のことですね。お彼岸でなくても仏壇にあげていると思いますが、お線香の香りは心身を清めてくれるとされ、また故人の食べ物になるとされています。 - 花(はな)
これも分かりやすいですね!花の種類は菊や百合などが定番で、白を基調にピンクや黄色などの淡い色を加えるのが無難です。もしくは季節の花。故人が好きだった花でも良いですね!しかしトゲのあるバラや、毒のあるスイセンは不向きとされています。 - 灯明(とうみょう)
ろうそくです。光は印。進むべき道を照らし、おかげでご先祖様も自分自身も迷わず先へ進めます。 - 水(みず)
毎日新しいキレイな水をお供えしましょう。身も心も清めます。 - 飲食(おんじき)
私たちが食べているものをお先祖様にもお供えしましょう。基本は炊き立てのご飯です。
こんな感じですね。ぼたもちはこの中だと「飲食」に入ります。
お供えの置き方
これらのお供え物は、私たちから見て正面を向くように置きましょう。
これはお客さんがお線香をあげに来た時に見栄えが良いからではなく、神様のお下がりをいただくという意味があります。
そして今年の春のお彼岸は17日~23日。
毎日朝と夕方にお線香をあげて、手を合わせて供養しましょう。
近況報告をするだけでも良いのです。
因みにぼたもちを供える由来ですが、春に咲く「牡丹(ぼたん)」の花に見立てられるからです。だから漢字で書くと「牡丹餅」。その花のように大きく丸い形にしましょう!
秋に作るのが「萩(はぎ)」をイメージした「おはぎ」です。こちらは萩の花のように小ぶりに作ります。漢字で書くと「御萩」。
また「ぼたもち」を作る際は、冬を越した小豆の皮は硬いため「こしあん」で作り、逆に「おはぎ」は収穫したての柔らかい皮で「つぶあん」にしましょう!
と言ってもこれはあくまで伝統の話で、気持ちがこもっていれば良いのです!
墓参り
お彼岸中(今年は17日~23日)にどこか1日、お墓参りに行くのが一般的です。
だいたい「春分の日」が多いでしょうか。
- 掃除
まずはお墓の掃除です。雑草を抜いたり、墓石を水で洗って清めます。お寺には住職さんがいらっしゃいますが、お墓の掃除は基本家族や親せきでしましょう。 - お参り
仏壇にも供えた「五供」を供えましょう。・・・と言いたいですが、全てをきっちり供え切るのは大変だという方もいらっしゃると思います。なのでお線香だけでも良いと思います、やはり気持ちを供えるのが大事です。 - 片付け
意外と忘れがちなのですが、お参りが終わったら食べ物は持ち帰り家族でいただいてしまいましょう。せっかくキレイにしたお墓が動物などに荒らされてしまうかもしれません。
少し細かく見ていきますが、お寺にお墓がある場合最初に本堂の「御本尊(ごほんぞん)」に手を合わせましょう。
ご挨拶
阿弥陀如来(あみだにょらい)や釈迦如来(しゃかにょらい)など宗派によって異なりますが、信仰対象を素通りするのはマナーが良いとは言えません。
「お参りに来ました」と心の中で告げましょう。
掃除
お墓の掃除は、墓石に水をかけてスポンジなどで汚れを落とし、雑草を抜き落ち葉や枯れた花を取り除き周りをキレイにしましょう。
最後に打ち水をして清めます。これで掃除は終わりです。
お供え
- 花
左右一対になるように供えましょう。 - 灯明
墓石の左右、または灯籠(とうろう)やろうそく立てにろうそくを立て火をつけましょう。 - 飲食
墓石の上に直接置くのはやめましょう。半分に折った懐紙(かいし)などの上に置きましょう。和菓子の下にしいてあるあの和紙のことですね。懐紙でなくても白い清潔な紙なら大丈夫でしょう。 - 水
花立や水鉢に新鮮な水を注ぎましょう。
先に書いたように、神様からのお下がりという事で参拝者側に向けて供えましょう。
あまりないと思いますが、墓石に水ではなくジュースなどをかけると墓石が痛む原因になります。清めるという意味でもキレイな水を使いましょう。
お参り
お線香をあげてお参りをしましょう。
- 順番
故人と縁の深い人(家族など)から順にお線香をあげていきましょう。 - 姿勢
墓石よりも少し低い姿勢になり、背筋を伸ばして手を合わせましょう。しかし、お歳を召した方や体のケガなどでうまく動かせない方は無理にそうする必要はありません。くどいようですが気持ちが大切です。 - 言葉
故人への感謝や近況報告を伝えましょう。言葉に出さずとも心の中で想うだけでも立派な供養です。
後片付け
ここが意外と重要になります。
供えた食べ物は持ち帰り、動物などに荒らされないようにしましょう。お寺にも迷惑がかかってしまいます。
お線香の火はしっかり消えた事を確認しましょう。火事の原因になるかもしれません。
もし消えるまで待てない場合、お寺のルールに従って処理をしましょう。
ろうそくの火もしっかり消しましょう。LEDのろうそくを使う予定の方も、参拝が終わったら灯りを消しましょう。
お線香やろうそくに火をつける場合、他の方のお墓から「もらい火」をするのは「業(ごう)をもらう」とされ、良くない事への前兆とされています。
自分たちのマッチやライターをつかいましょう。
また、お線香やろうそくの火を消す場合、口で息を吹きかけるのではなく手で扇いで消すようにしましょう。
仏教では人間の息は不浄とされていて、息を吹きかけるのは失礼になります。
お彼岸の由来と心持ち
そもそもなぜお彼岸がこの時期なのかというと、1年の中で「太陽が最も正確に真西へ沈んでいく」からです。春は「春分の日」。秋は「秋分の日」がそれに値します。
お釈迦様が亡くなられた時、頭を北に、顔を西に向けて、右側を下にした姿だったそうです。
なので、お釈迦様が向いていた西側に『極楽浄土』があるとされているんです。
その真西に太陽が沈む日に、この世である此岸(しがん)とあの世である彼岸(彼岸)が最も近くなるそうです。
なのでこの時期に、亡くなられた方たちを近くに想い、感じ、気持ちを込めて供養するという事で「お彼岸」と呼ばれるんですね。
お彼岸は「義務」ではありません。あくまで「自分たちがどういう心持ちで過ごすか」という残された自分たち自身の心の整理の期間だと思っています。
亡くなられた方を想いお墓に手を合わせ近況報告をするも良し、そこにとらわれず前を向き、自分は今しっかりやっていると背中で語るも良しです!
自分のご先祖様たちは、しっかり見守ってくださっているという事を感じられれば、それが何よりの供養です。

まとめ
そんなわけで明日からお彼岸ですね!
日々忙しい生活を送っている方でも、もしこの記事を読んでちょっと祈っとこう位に思ってもらえたら幸いです。
お葬式やそ後の四十九日などで住職さんのお話を聞くと、そういう行事・・・というか文化は残された人たちのためにあるんだなと思います。
亡くなられた方を想い祈ることこそが自分への祈りになる。
・・・と言うと大げさかもしれませんが、残された者らしく供養をしてあげたいと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
皆さまがお彼岸の7日間心穏やかに過ごせますように。

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